女性アーティスト発掘ドキュメンタリー番組の「顔を隠したOOH」に注目!

ラッパー/アーティストのSKY-HIがCEOを務める音楽プロダクションBMSGとフィメールアーティスト、ちゃんみながガールズグループのメンバーを選出するオーディション「No No Girls」。その審査の模様は、2024年10月からYouTubeとHuluでドキュメンタリーとして配信され、話題を招いています。

このオーディションでは現在、ファイナリストが10人選出され、1月11日(土)にKアリーナ横浜で2万人の観客を前にライブで最終審査を実施。東急東横線・渋谷駅地下3階改札外通路で候補者たちを紹介するOOH広告を掲出中(1月6日(月)から12日(日))です。

ビジュアルや声に「NO」をつきつけられてガールズグループを志すも叶わなかった経験があり、アーティストとしてデビューしたのちもルッキズムや音楽ジャンルのカテゴライズと闘ってきたというちゃんみな。そうした経験を踏まえてプロデュースするこのオーディションの広告では、「純粋に声やパフォーマンスを届けたい」とファイナリストの顔の一部をQRコードで隠しています。

そのQRコードからアクセスする特別サイトでは、メンバーがオーディションを進めていくなかで、「NOをYESに変えていくように」成長した軌跡を観ることができるそうです。

新人アーティストを発掘するときに、ビジュアルは性別を問わず‟優先事項”のひとつであることは間違いありません。しかし、そのビジュアルの一部を隠すことで、オーディションの背景にあるメッセージを強調しています。

また、ちゃんみなと、エグゼクティブプロデューサーを務めるSKY-HIはラッパーとして名を馳せたアーティスト。彼らが「男らしさ」を優先するホモソーシャルの傾向や、男性が優位にあることで生まれるミソジニー(女性蔑視)やホモフォビア(同性愛嫌悪)が指摘されている国内外のヒップホップシーン、ひいては日本社会への「NO」を突き付けたともいえる、痛快なOOHプロモーションです。

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