深夜でもピザとビールを楽しむ自由を! 南米の大規模キャンペーン

コロンビアのビールブランド・Poker Beerは、地元市場でのブランド認知と若者層のエンゲージメントを高めるために、地域の特性と消費者のライフスタイルを巧みに取り入れたブランディング施策を展開しました。

その内容とは、Poker Beerが国内のピザチェーンと協力して、多くの店が閉店する深夜の時間帯に“電話番号をジャック”するというもの。つまり、閉店後にかかってくる電話が全てPoker Beerと提携しているデリバリーピザ店に転送されるのです。そのプロセスを描いたCMでは、電話が転送される様子とそれに伴う若者たちの夜のパーティーシーンが描かれています。同映像は、ブランドのクリエイティブな側面を際立たせ、視聴者に直接訴えかけるフックとして機能しました。

この事例からは、伝統的なマーケティング手法に捉われず顧客のニーズに根ざした施策がいかに効果的であるかが伺えます。Poker Beerの取り組みは、単に商品を売るのではなく“解決すべきリアルな問題”に対処することで、ブランドのリーチを拡大し顧客との関係を深めています。

また、夜間の食事というニッチな需要を捉え、それに応じたサービスを提供することで、他のビールブランドとの差別化に成功。このような革新的なアプローチは、他の市場でも応用可能であることを示唆しています。

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