性差別をなくすために 南米・三菱自動車の啓発キャンペーン

ブラジルの公用語として知られるポルトガル語には、男性名詞と女性名詞と呼ばれる概念が存在します。同じエンジニアを意味する単語であっても、対象が男性か女性かによって言葉(主に語尾)そのものが変わってしまうのです。例えば男性ドライバーはpilotaと呼ぶにもかかわらず、女性ドライバーに対応する単語はこれまで存在することすらなく、無意識のうちに女性差別を誘発してしまう懸念を訴える声もあります。そんな状況を変えるべく、現地の三菱自動車は多くの女性レースドライバーを巻き込んだSNS企画を公開しました。

ソーシャル上に公開された動画を通じてブラジル国内で活動しているプロの女性レースドライバーに呼びかけ、pilotoに対応する女性ドライバーの言葉pilotaが存在すべきであるというメッセージを伝えました。このトピックは瞬く間にSNS上で話題となり、多くのユーザーの賛同の声が集まるにつれて国内のメディアがニュースとして取り上げることとなり、最終的にはポルトガル語の辞書に無事pilotaという単語が登録されるようになりました。

「言語が差別を生む」という思想の下、自社がスポンサーしている女性レースドライバーの地位を向上させるべく実施された施策は、多くの注目を集めると共にポルトガル語の新たな歴史を切り開くことに成功しました。

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