抗生物質を与えればいいってわけじゃない! 鶏肉業者の道徳的な取り組み

多くの加工食品には防腐剤や着色料をはじめとしたさまざまな添加物が使われていますが、一部の動物を原料とする食品においては飼育段階からエサに添加物を混ぜるケースもあります。そんな中アメリカの冷凍チキンブランドのPerdueは、多くの競合他社が原料となる鶏のエサに抗生物質を入れている事実に対し、自社はそうではないとアピールしたCMを公開しました。

「僕たちの競合は鶏のエサに抗生物質を混ぜているんだ。しかも、鶏たちが体調を崩す前から食べさせている。問題が起こる前から添加物を与えるなんてバカげている。抗生物質さえあればどんな問題も解決するのか? そんなわけはないよね」というセリフで幕を上げる動画は、その後さまざまな人が現実世界における問題に対してとにかく大量の抗生物質を投げてみるシーンを映し出します。

問題が起こる前から予防策としての抗生物質を鶏のエサに混ぜることは本末転倒であり、Perdueの鶏はそのような理不尽なエサを与えられずに育っているというアピールを通じて自社の健全な経営体制と安全管理に対する意識の高さを訴求しました。

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