ジョージ・オーウェルの名作「1984年」は現実の2022年に類似? スウェーデンの電子書籍サービスからの意味深な問いかけ
スウェーデンで電子書籍やオーディオブックサービスを展開するStorytelは、ジョージ・オーウェルの名作小説「1984年」をオーディオブックとしてリメイクした作品を告知するCMにおいて、本来は音声のみでストーリーが展開するオーディオブックをあえて映画のような映像表現を用い、緊張感とサスペンスが漂う雰囲気の中で名作の世界観を見事に再現しました。
荒廃した世界の様子を紹介する動画では、不穏な音楽とともに「表面上の出来事だけを見てもあなたは一生気づかないだろう。やつらは、あなたに絶対に気づかせないはずだ」という落ち着いた男性のナレーションが流れます。
「あなたはきっと“彼”のことを監視できていると思っているかもしれない。でも、実際のところあなたが“彼”に監視されているのだ。思考を曲げろ。“彼”の一歩先を行け。抵抗しろ。表面だけを見るな。耳を澄ませ。もっとだ。もっと」とナレーションが続き、1匹の狼が徘徊する街中は、まるで戦争の跡地のように荒れ果てていて、平和な要素は1つも含まれていないことが伺えます。
「1984年は、どこか2022年に似ていると思わないかい?」という問いかけとともに幕を下ろす動画は、ジョージ・オーウェルが作り上げた世界観と、今この瞬間、現実を生きる人類が共通して感じていることをサスペンスあふれる映像で表現することで視聴者の興味を引くことを狙いました。
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