ビール会社が海底にバーをオープンして伝えたかったこととは?

デンマーク発の大手ビールブランド・カールスバーグは、船の運転中にお酒を飲むことの危険性を啓蒙するためにインスタレーションとCMを組み合わせた統合キャンペーンを実施し、海洋における事故の多くは飲酒が原因で起こっているという事実を浮き彫りにしました。

スウェーデン西部の人気ビーチスポットがあるSmögenの沖合の海底に造られたインスタレーションは、“DON’T DRINK AND BOAT(飲んだら船に乗るな)”と書かれた本格的なバーで、ビールグラスはもちろん、冷蔵庫やサーバーまで完備しており、サーバーからはノンアルコールビールが提供されます。このバーみたいに海底に沈みたくなければ船の運転中の飲酒は避けよう、という皮肉たっぷりのメッセージを表現しています。

同時に公開されたCMでは、さまざまな角度からインスタレーションを映しつつ「船舶事故の半数以上は、アルコールが原因で起こっています。飲むなら乗らず、飲まずに海を楽しもう」と訴えました。陸上と違い、車道がない海上では多少のアルコールを摂取したとしても大きな事故にはつながらないと思われることもあるなかで、その危険性を浮き彫りにした施策を公開することでスウェーデンの人々に飲酒と船舶の運転を混ぜることのないよう呼びかけました。

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