Hershey’sが制作した「たった1つの単語しか載っていない辞書」の意図は?
アメリカの最大手チョコレートメーカー・Hershey’sは、特定の言語が女性の社会進出に与える影響を改善するため、女性同士が知恵や体験を共有し合うことで生まれる概念的な共同体の意味である「Sisterhood(女性同士の連帯感)」という単語にフィーチャーした「One-Words Dictionary(たった1つの単語しか載っていない辞書)」を制作しました。
同社は別途進めていたキャンペーンの実施過程において、ポルトガル語の辞書の大半に、「Sisterhood」に相当する「sororidade」が掲載されていなかったことが起点になったといいます。
「Sisterhood」は、自己実現を望む女性にとってとても重要であるとして近年注目を集めている言葉ですが、それがポルトガルにおいては多くの辞書に掲載されていない、すなわち重視されていない事態を知った企画担当者らは、まずその事実を告知動画において広めようとします。
そして、市販の辞書にないなら自分たちで作ればいいということで、Hershey’sは独自に「The One Word Dictionary」の制作に取り組み、ラッパーや科学者、詩人から映画監督といった、さまざまな領域で自らのキャリアを築き上げた女性たちに執筆を依頼。「Sisterhood/sororidade」の定義・テーマを最も理解しているであろう人々によって1冊が完成しました。
その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
3