シボレーのエンブレムは、なぜゴールドからブラックになったのか? ブランディング動画が公開

米自動車メーカーのゼネラル・モーターズが、2021年半ばにシボレーの一部の車種においてエンブレムの色を従来のゴールドからブラックに変更し、これに合わせて“エンブレムに手を加えることがブランドにとっていかなる意味があるのか”が伺える動画を公開しました。

 

「黒であるということは悪いこと? 黒山羊がいつも仲間外れにされるのはなぜ?」と問いかけから始まります。映像の方では暗闇の中に佇むシボレーや、夜の森の中でカメラを見つめる女性を映しています。

「群れを離れ、自らの道を歩むのは悪いこと? みんなと違うことをするのは悪いこと? 人生のすべてを白か黒かで区別することなんてできない。仮にできたとしても、わたしたちは皆、ダークな側面を持ち合わせている」と続くナレーション。続けて、夜道を疾走するシボレーや羊の群れ、カメラを見下ろすアルビノの男性等さまざまなカットが目まぐるしく変わる中で力強いメッセージが告げられます。

「誰かと違うことをすること、無謀な挑戦を受けること、社会が押し付けてくる価値観に反抗することは、決して不可能なことではない。だからこれはただの黒いロゴではない。これは、道の先へと突き進む人たち、新しい道を探す人たちに贈る、シボレーの新しい世界への招待状だ」――こうして幕を下ろす動画は、長い歴史を持つブランドの大きな転換期を象徴する内容になっています。

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