マースとヒルトングループが、全米で500ものホテルを”ペットフレンドリー”に転換
ペディグリーをはじめとしたペットケア製品で知られるマースは、世界的なホテルブランド・ヒルトングループと協業し、同社が展開するHomewood Suitesをペットと一緒に泊まることを前提とした”ペットフレンドリー”なホテルへと変身させました。
新しいHomewood Suitesはペットがいる部屋は掃除をする際に必ず飼い主に許可をもらったり、レストランではペット用のおやつが準備されているなど、人間だけでなくペットにもハイレベルなホスピタリティが提供されています。
客室のドアにかける札には”わんわん、きゃん、にゃんにゃん、ぐるる(訳:部屋のドアを開ける際は僕が突然外に飛び出して迷子になったりしないよう必ず飼い主に聞いてください)”と書かれていたり、バーカウンターには同様の”ペット語”で”最寄りの獣医の場所はスタッフに尋ねてください”など、一般的なホテルではあまり見かけないさまざまな工夫がなされています。
施策の背景には、新型コロナウイルス感染症の影響でペットと過ごす時間が増えるにつれ、彼らを留守番させながら自分だけ旅行に行きたくないという意見が若年層の間で増えたことが挙げられています。10-20代の約80%は旅行に行く際にペットを一緒に連れて行きたいと述べており、さらに58%はペットフレンドリーなホテルを優先的に選びたいという調査結果もあるようです。
新しい生活様式によって少しずつ変わっていく価値観に対応するために企画されたこの施策は、現在アメリカで500ものホテルで導入されており、2022年中には倍増する計画があるとのことです。
その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
3