黒塗りのキャッチコピーで報道の自由を守ることを訴えたUNESCOのビジュアル広告

国際連合教育科学文化機関(以下、UNESCO)は、53日の世界報道自由デーに合わせ、報道の自由とジャーナリズムの発展を訴えるため、黒塗りのキャッチコピーを掲載した複数種類の広告を公開しました。

“Questions that Matter(重要な質問たち)”というタイトルで企画されたビジュアルは、人権や環境保護にまつわる重要な質問の一部が黒く塗り潰されて描かれており、言論と報道の自由を抑制しようとする見えざる力に抗う姿勢を表現しています。

“Why do 〇〇 companies 〇〇 the destruction of the 〇〇 forest?(なぜ〇〇の企業は〇〇森の破壊を〇〇するのか?)”と書かれ、森林破壊に関与している企業への摘発が黙殺されてしまったかのような内容や、”Why did an 〇〇 black man get 〇〇 by four 〇〇?(なぜ〇〇な黒人男性は4人の〇〇に〇〇されなければならなかったのか?)”と人種差別から生じた暴行事件を匂わすものも。

“Why are 〇〇 of migrants intercepted at 〇〇 by the 〇〇 coast 〇〇?(なぜ移民の〇〇は〇〇で〇〇の海上〇〇に移動を阻まれてしまうのか?)”と書かれたバージョンでは移民問題に関する見出しが黒塗りされてしまっています。

その他にも、”Why do 〇〇 companies ship their 〇〇 waste to 〇〇?(なぜ〇〇の会社は自分たちの〇〇ゴミを〇〇に送りつけるのか?)”と書かれたものや、”Why is 〇〇 not doing anything to prevent the 〇〇 of child 〇〇 videos?(なぜ〇〇は児童〇〇映像の〇〇を防止するために何もしないのか?)”と書かれたバージョンでは、本来公表されるべきような情報が揉み消されてしまう状況を示唆しています。

どのビジュアルも左下には”When journalists can’t ask, we can’t act(ジャーナリストたちが質問すらできないのなら、私たちにできることは何もない)”と書かれており、人権と自由を守るUNESCOのメッセージを表しています。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24

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