「報道は、インフラだ。」静かに重く呼びかけるThe New York TimesのテレビCM
Case: The Truth Is Essential
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、The New York Timesが放映したテレビCMをご紹介。黒い背景をバックにコロナウイルスに関する風説や誤解を一文ずつ表示し、「真実を伝える報道は、もっとも重要なインフラだ」と、正しい情報に接することを呼びかけたのです。
「コロナウイルスは、悪性のインフルエンザではない。」
「コロナウイルスは、生物兵器ではない。」
「コロナウイルスは、人口調整の仕組みではない。」
「漂白剤が私たちを助けることはない。」
「コロナウイルスが消滅することはない」
「しかし、私たちはコロナウイルスを封じ込めることが出来る。」
「科学的に見ることが不可欠だ。」
「そして、さらなる実験や研究が必要だ。」
「ソーシャル・ディスタンスは私たちを救う。」
「そして、確かな情報を得ることが私たちを救う。」
「真実を伝える報道は、最も重要なインフラだ。」
「確かな報道は、インフラだ。」
目に見えず、その正体すらも解明されていない新型コロナウイルス。こうした未知の脅威に対峙したとき、私たちは少しでも心を落ち着かせようと不確かな情報や風説に飛びついてしまいがちです。しかしこんな状況だからこそ、「確かな情報」を選んで得ることが求められるのです。
医療はもちろん上下水道や物流など、私たちの生命維持に深く関わるサービスが「Essential Service(根幹サービス)」と位置づけられていますが、このCMでは「この先を生き抜くために確かな情報を得る手段として、新聞も根幹をなすインフラである」と静かに、しかし強く訴えています。
(via Ads of the World)
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