キノコから生まれた“ビーガン・スニーカー”がドイツで登場

Case: Vegan Fungi

近年日本でも増えつつあるビーガン(菜食主義)食。ドイツで、この考え方をスニーカーに応用した変わり種プロダクトが登場しました。

(Image by Nat-2)

ドイツのアパレルブランド・Nat-2が、キノコを素材にして帽子、手袋、財布といったアイテムを製造する“キノコレザー”ブランド・Zvnderのデザイナーとコラボレーションして新たに作り出したスニーカーが、その名も「Vegan Fungi(ビーガン・真菌)」です。

靴のアッパー部分に、一般的に使用される革(牛革など)ではなく、ツリガネタケというキノコから生まれた材料を使用。商品名の「ビーガン」「真菌」はこの点から名付けられたもののようです。また、アッパー以外の他のパーツは、エコ綿のタオル地、リサイクルされたプラスチックボトルから作られたマイクロファイバーのスエード、天然コルクのインソール、天然ゴムのアウトソールと、全て環境にやさしい素材で作られています。

本プロダクトの開発にあたっては、使用するキノコを収穫して、手作業で繊維にするのに試行錯誤を重ねて2年間かかったといいます。

(Image by Nat-2)

(Image by Nat-2)

ビーガン・オーガニック・ケミカルフリーであることに加え、腐らず抗菌性もあるというのがセールスポイントで、見た目に反して汗などには強そうです。単なる変わり種ではなく、実用性も兼ね備えたこのスニーカーは$430でドイツの一部小売店で販売中とのことです。

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