先行購入データを生かして20品種へ 正式発売で選択肢を広げた「もっとネコハラ印鑑」
株式会社城山博文堂は2026年9月15日(火)、猫が名前の一部を隠すデザインの「もっとネコハラ印鑑」を正式に発売しました。同社の直販サイト「おもしろMY印鑑」とYahoo!ショッピングで販売しています。
同商品は、名前の上に箱座りした猫を配置した印鑑です。「文字が欠けることなく鮮明に捺印する」という印鑑の常識をあえて覆し、読書中の本やパソコン作業中のキーボードに猫が座り込む“ネコハラ”を印面で表現しています。

正式発売に先立ち、クラウドファンディングで先行販売を実施。城山博文堂は、そこで購入した150名以上の注文データを分析し、定番の「キジトラ」に人気が集まる一方、「シャム猫」のようにニッチながら根強く選ばれる品種も確認したといいます。
こうした購入傾向の分析に加え、定番からこだわりの品種までリサーチを重ね、猫のデザインをクラウドファンディング時の12品種から20品種へ拡充しました。正式発売前に得た実際の注文を、その後の商品構成に反映した形です。
デザインの選択肢だけでなく、仕様も細かく設定できます。書体や印鑑本体の素材、サイズなどを選べるフルオーダーメイドで、名前が隠れていても判読性を保てるよう、猫の配置位置も選択可能です。

着目したいのは、先行販売を通じて「どの品種が実際に選ばれるか」を把握し、正式発売時のラインアップ拡充に生かした点です。趣味性の高い商品は好みが細かく分かれるため、作り手の予想だけで選択肢を決めるのが難しい場合があります。
クラウドファンディングで収集した注文データを先行販売の結果として終わらせず、正式発売に向けた商品づくりの判断材料として活用したマーケティング事例です。
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