AIも空腹だと本調子じゃない? スニッカーズが仕掛けた「Hungr.AI」
チョコレートブランドのSnickers(スニッカーズ)が、生成AIをテーマにしたキャンペーン「Hungr.AI」を米国で展開しました。
キャンペーンのアイデアは、AI専用のデジタルSnickersをチャットボットに“食べさせる”というもの。AIから的外れな回答やなんでも肯定するような答えが返ってきたとき、デジタルSnickersを送るというユニークな仕組みです。
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あわせて公開されたCMでも、この設定をコミカルに表現しています。たとえばマラソンを控えた女性が、ほとんど練習していないことをAIに相談すると、「人間の体は驚くべきことができます」と楽観的な回答が返ってきます。
そこで「Here, have this. You might be hungry.(ほら、これ食べて。お腹が空いてるのかも)」と、AIにSnickersを与えるという展開です。
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この企画のベースにあるのが、2010年から続くSnickersの「You’re Not You When You’re Hungry(お腹が空くと、いつもの自分じゃなくなる)」というブランドメッセージです。これまでは空腹によって普段とは違う行動を取る人間を描いてきましたが、今回はその対象をAIにまで広げました。
さらに、デジタル上のジョークだけで終わらないのもポイントです。RedditやSnapchatなどを通じてキャンペーンに参加すると、3,000本限定で本物のSnickersがDoorDashから無料で届く仕組みも用意。AIにはデジタル版を、人間には本物を届けることで、オンライン上のアイデアを実際の商品体験にもつなげています。
AIという新しいテーマを扱いながら、Snickersが実施したキャンペーンの核にあるのは16年前から変わらないブランドコンセプトでした。
流行に合わせて新しいメッセージを作るのではなく、新しいテクノロジーを既存のブランドの世界観に取り込むことで、長年親しまれてきたアイデアをアップデートしています。時代が変わっても応用できる、ブランドコンセプトの強さを感じさせるマーケティング事例です。
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