廃棄素材の色をインクに 食品由来素材を生かす共創型アップサイクルプロジェクト
350年以上にわたり、繊維事業を軸に素材開発を行ってきたモリリン株式会社は2025年12月17日(水)、同社が推進するアップサイクルプロジェクト「Re LABO(リ ラボ)」の取り組みの1つとして、食品由来素材をインクとして再生するプロジェクト「EVER COLOR(エバーカラー)」を発表。
本取り組みは、廃棄されてきた物に新たな用途と価値を与え、循環型社会の実装を目指すCSR施策です。

繊維商社だからこそ生まれた発想
モリリン株式会社は、素材が持つ特性や表現価値に着目してきました。その知見を背景に誕生した「EVER COLOR」は、廃棄物や副産物から“色”を抽出し、サステナブルなインク(顔料)として再生するプロジェクトです。モリリンがハブとなり、素材排出企業、インクメーカー、加工・製造事業者をつなぐ共創型のプラットフォームとして展開されています。

今回の発表では新たな協業パートナーとの連携により、インク化素材の幅が拡張。チョコレートデザイン株式会社が運営する横浜のクラフトチョコレート専門店「VANILLABEANS」とは、製造過程で排出されるカカオハスクを原料としたブラウン系インクの開発に着手しました。
また、株式会社バタフライピー研究所とは、沖縄県産バタフライピーを活用し、天然由来の青色インクの開発を進めています。加えて、コーヒー抽出後の出涸らしも引き続き原料として活用されています。
「EVER COLOR」は、これまでアパレル製品への活用を進めてきましたが、今後は文具、パッケージ印刷、塗料など、繊維領域にとどまらない展開を見据えています。自社単独ではなく、異業種との共創によって循環型ものづくりを社会実装を目指します。

※過去の取り組み:味の素AGF株式会社様のコーヒーかすを活用したFranklin Climbingとのコラボレーション
廃棄されていた素材に新たな役割を与え、環境負荷の低減と新たな産業価値の創出を同時に目指す「EVER COLOR」。繊維商社としてつちかってきた素材知見を生かした単独企業のアップサイクル事業ではなく、業界の垣根を越えて連携が進んでいるようです。
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