能登の伝統遊戯「ごいた」がスマホアプリに オンライン対戦で文化継承の一端を担う
オンラインボードゲームプラットフォームアプリ「どこパ」を運営する株式会社Qdanは、025年12月11日(木)より、石川県能登地方に伝わる伝統ゲーム「ごいた」をゲーム内で遊べる新タイトルとして追加しました。

ごいたは、石川県能登町宇出津地区で江戸時代後期から楽しまれてきた将棋駒を使った遊びで、150年以上に渡って受け継がれる伝統娯楽として、能登町指定無形文化財にも指定されています。
2対2のプレイヤー協力対戦でありながら、対局中は駒に関する会話が禁止されるという他にはない特徴を持つ、ごいた。近年、大会開催やカード化、キャラクターコラボなどで全国的な人気を呼んでいることや、離れた友人とも遊びたいというユーザーのリクエストから、アプリ開発に至ったとのこと。
開発では、現地の「能登ごいた保存会」による完全監修を受けており、伝統的な競技性を損なわない本格的なごいたがアプリ上に再現されました。

アプリには、出せる駒がハイライトされたり、駒の点数表示など、プレイを補助するアシスト機能も搭載されています。ルールが分からない初心者にも取り組みやすい設計で、地域の伝統娯楽でありながら新規層の拡大やプレーヤーの活性化にもつながりそうです。
さらに、アプリでは宇出津地区(石川県能都町)の遊ばれ方である「110点モード(短期決戦)」や、あえて手役を宣言しない戦略なども選択することができ、初心者から熟練者まで楽しむことができるよう工夫が凝らされています。
スマホアプリ発のオンライン対戦に対応しているとのことで、離れてしまった地元の友人同士や家族とも対戦でき、コミュニケーションのきっかけにもなりそうです。幅広い世代が楽しめる設計で、年末年始のイベントシーズンにも活躍が期待されます。

人口減少や少子化で地域の文化の継承が難しくなっているなか、伝統娯楽という地域の文化をデジタルの力で保存・継承している本施策。伝統文化継承における新たな手法としても注目したい施策です。さらにオンラインゲームというプラットフォームを活用することで、その魅力を全国に広げるきっかけにもなりそうです。
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