「I know IBDプロジェクト」のモザイクアートを活用した大型交通広告

アッヴィ合同会社が主催する炎症性腸疾患(IBD)患者が抱える外出時のトイレへの不安解消と社会全体での理解を高めることを目的とした「I know IBDプロジェクト」。そのプロジェクトの一環で制作された、モザイクアートを活用した大型交通広告が、2025年6月30日(月)より、渋谷駅構内で掲出されました。

IBDは、おもに指定難病である潰瘍性大腸炎とクローン病(難病情報センター潰瘍性大腸炎[指定難病97] [2025年4月1日閲覧]難病情報センタークローン病[指定難病96][2025年4月1日閲覧])のこと。おもな症状である下痢や腹痛により、トイレの回数の増加や食事の制限など、日常生活にさまざまな影響を及ぼすこともある疾患だといいます。

このプロジェクトの目的は、「見えない壁」ともいえる、社会が気づいていないIBD患者を取り巻くさまざまな課題を明らかにし、その解消に取り組むだけでなく、IBDを正しく認知する人が一人でも多く増えることで、社会全体におけるIBDについての理解を高めることです。

そこで、具体的な取組みとして、プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業・協力店を募り、IBD患者さんに対して、施設・店舗内トイレの貸し出しを実施。また、本プロジェクトのステッカーを施設・店舗内に掲出し、IBD患者さんへの支援・理解の可視化につなげています。

さらに、協力企業・協力店の従業員を対象にIBDに関する教育資材の配布などを行い、社会全体での疾患認知と理解を広げる活動をおこなっています。

また、銀座を中心に国内外84店舗の美容サロンを展開する株式会社Londは、「I know IBDプロジェクト」に協力企業として参画しており、今回のモザイクアートにもスタッフが協力。同社は、美容室という日常生活に密着した場を社会の公器と位置づけ、社会課題の解決や啓発活動にも積極的に取り組んできた経緯があります。

「I know IBDプロジェクト」には、そういった活動の一環として賛同し、サロンでのスタッフとお客様への啓発活動やIBDの方々へのトイレの提供を行っています。

今回、「IBDを理解する日」である5月19日にあわせて、患者さんへの応援の気持ちを伝えるモザイクアートをあしらった全長22mの大型交通広告には、実際の協力企業店舗の方々の写真が使われています。

・モザイクアートは紹介サイト:https://www.iknowibd.com/prj/mosaicart/

プロジェクトの立ち上げから3年を経て、一人ひとりの想いが力強く重なり、業種や業態を越えてIBD患者さんを支える輪が広がっている様子をモザイクアートで表現。賛同企業の協力のもと、プロジェクトが3年をかけて歩んできた広がりを感じさせる仕上がりとなっています。

そして、今後も活動の輪が広がり、IBD患者の抱える課題が社会共通の認識となるように多くの人が行き交う場所に掲出されました。認知拡大だけではなく、これまでの活動記録を象徴するようなモザイクアートという手法にも注目したい事例となっています。

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