ドリトスが他社のスーパーボウルCMをカナダで“演じた”理由
プロアメフトリーグNFLに参加している32チームの内、レギュラーシーズンとプレーオフを勝ち抜いた上位2チームがその年の頂点の座を賭けて競う、規模・経済効果ともに世界最大級のイベント・スーパーボウル。多くのファンが注目するこの試合は、単なるスポーツの祭典としてだけでなく、さまざまなブランドが渾身のCMを放映する広告の祭典としても認知されています。そんなスーパーボウルはアメリカとカナダではテレビ中継を観戦できるものの、それぞれで異なるCMが放映されています。この状況を打破し、広告も含めた体験としてスーパーボウルを演出するために同イベントの公式スポンサーを務めるスナックブランド・ドリトスは、アメリカで放映された広告を“再現する”というCMをカナダ限定で公開しました。
動画の主役となるのはカナダで根強い人気を誇る2人のコメディアン。スーパーボウルの放映中に実際にアメリカで流れているCMを見ながら、リアルタイムで何が起きているのかを演じることで“再現”しているのです。あまりにもお粗末で、何が起きているのかいまいち想像しづらい2人の即興演技が逆にユーザーの笑いを誘発するような構成となっており、ドリトスが狙っていた効果を達成できていたのかは定かではありませんがこれはこれとしてスペシャルな体験に仕上がっています。
毎年スーパーボウルを観戦していたカナダ人が抱いていた違和感をあえて言語化し、形はともあれ本国アメリカと同じ体験を提供しようと試みた施策は多くの現地メディアの注目を浴びることに成功しました。
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