とんでもなく長いURLが記載されたOOHの意図とは?

カナダに本社を構える金融会社のConexusは、クレジットカードや住宅ローンなどの銀行サービスに加え、オンラインで気軽に長期投資ができるサービスを提供しています。短期的な取引で利益を上げるデイトレードやスイングトレードではなく、投資信託を中心に積立投資をすることで比較的リスクを抑えつつリターンを狙える長期投資の良さを伝えるため“長い期間で資産を築き上げる”ことを文字どおり“長いURL”というクリエイティブフックで表現したOOHが公開されています。

「www.窓に貼られたとても長い広告コピーを読むためにわざわざ立ち止まる人向けの投資方法.com」や「www.わたしたちの広告コピーは長くても商品サービスの説明自体は短くてシンプルです.com」など、短い方がいいとされるURLをあえて信じられないくらい長いものにすることで通行人の興味を引き、実際にアクセスするとConexusのサイトに遷移されるよう設定されています。一見すると面倒くさささえも感じてしまうクリエィティブですが、それが逆にスパイスとなり人目に止まるような工夫が施されているのです。

また、SNSではConexusの長期投資で将来的にどれくらい資産が増えるかをシミュレーションしたARフィルターが公開されており、OOHだけではなくメディアを横断して同社のサービス知名度を上げようと試みています。「投資」という一見難しそうなテーマを楽しいトンマナに落とし込むことで、自社の認知だけでなく潜在的なユーザーの心理ハードルを下げようとした意欲的な事例でした。

 

 

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