チョコレートブランドCadburyがCMで魅せた心あたたまる親子の一幕
イギリス生まれのチョコレートCadburyは、リッチなのに優しいミルクの風味で高い人気を誇る世界的なチョコレートブランドです。自分用のご褒美として、あるいは誰かにあげるプレゼントとして……手軽に買うことができるささやかな贅沢品だからこそ、その広告はユーモアたっぷりのユニークなものからハートフルなショートドラマ風のものまでさまざまな企画があることでも知られています。クリスマスシーズンを迎えるにあたり、2人の男女の心あたたまる日常の一幕を描いたCMが公開されました。
動画では、ガソリンスタンドで支払いのために声をかける男性と、そんな彼に怪訝な顔で対応するスタッフの女性が主役を務めます。「6番の精算と……そこにあるチョコレートを1個くれ」と微笑みながら喋る男性に対して、どこか面倒くさそうに対応する女性の対比がどこか温かくも不穏な空気を演出します。
会計を済ませた男性が立ち去ろうとすると、買ったはずのチョコレートを置いたままにしていることに気づいた女性が「これ忘れてるよ」と口を開きます。優しい笑みを浮かべながらゆっくりと振り返った男性は、何も言わずにその場を後にしようと歩みを進めます。そこではじめてチョコレートは自分へのプレゼントなのだと理解した女性ははにかみながら「愛しているよ、お父さん」と語りかけるシーンで動画は幕を下ろすのでした。
関係性が明かされない2人の登場人物の絶妙な表情やどことなく優しくもなぜか緊張感の漂う独特の雰囲気を演出しつつ、最終的には素直になれない娘と歩み寄ろうとする父親の心あたたまる物語なのだという気づきを与える、Cadburyならではの表現があふれるCMでした。
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