座るだけで寄付ができる椅子。カナダ非営利団体によるユニークなドネーション施策
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毎年2月4日は『ワールドキャンサーデー』として、さまざまな啓発活動を通してがんという病に立ち向かい、行動を起こす日とされています。
今年で20周年を迎えたこのイベントに合わせ、前立腺がんの患者とその家族をサポートするカナダの非営利団体・PROCUREは、活動資金を得るためのユニークなキャンペーンを行いました。
同団体が着目したのは、男性が罹患するがんのうち2割は前立腺がんということ、そして男性の8割が財布をズボンの後ろポケットに入れているという点。
これをもとにPROCUREが制作したのが、“座るだけで寄付ができる椅子”です。
この椅子の座面にはNFC(近距離無線通信)が搭載されており、クレジットカードやスマホをバックポケットに入れた状態で腰かけると、自動的に決済が行われる仕掛けになっています(座る人は事前に金額の設定ができます)。
これをショッピングモールや市民センターなどの多くの人が訪れる場所に置き、積極的に募金してもらうよう呼び掛けたというわけです。
募金というと少し身構えてしまう部分がありますが、これなら簡単、かつ楽しく参加できますね。
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