リアルタイム交通データを活用! “渋滞レベルに合わせて変わる”屋外デジタル広告

Case: Digital Billboard Ad Copy by Four Different Roadway Traffic Speeds

ヨーグルトやミネラルウォーター、シリアル食品などを世界的に製造・販売している大手食品関連企業・ダノン(DANONE)。

同社がカナダの高速道路沿いで、リアルタイムの渋滞状況によってデザインが変わる、広告業界初の屋外デジタル広告を実施しました。

トロントとモントリオールの高速道路で実施された今回の屋外広告。人気ナビアプリ「INRIX Traffic Maps, Routes & Alerts」を提供しているINRIX社の“リアルタイム”交通データを活用し、高速道路の交通状況に合わせて4パターンの広告を作りました。

どの広告にも、同社の飲むヨーグルト「DanActive」で力をつけて“力強く乗り越えよう”、という商品のコピーが添えられています。以下にて、4段階の渋滞レベルに合わせたコピーとクリエイティブをご紹介します。

1.渋滞度:4(制限速度の20%以下しかスピードを出せない渋滞時)
「現在、制限時速3km…DanActiveで乗り越えよう!」

2.渋滞度:3(制限速度の20~34%しかスピードを出せない渋滞時)
「家に早く帰る道(方法)はなさそうだ。DanActiveで乗り越えよう! 」

3.渋滞度:2(制限速度の35~64%しかスピードを出せない渋滞時)
「朝からお気に入りのブラウスにコーヒーをこぼしちゃった。DanActiveで乗り越えよう!」

4.渋滞度:1(制限速度の64%以上スピードを出せる渋滞時)
「週末まであと○日!DanActiveで乗り越えよう!」

この他にも、「Don Valley Parkway」など特定のエリアでは、エリア名にかけてシャレを盛り込んだ、皮肉的でユーモアのあるコピーを展開。

「駐車場までまだまだ辿り着けそうにないから(Parking away)、ここは“Parkaway”って呼ばれているんだね。」

Web広告では既に一般的なターゲティング広告。今後屋外広告の分野でも、ますますリアルタイムデータを活用したデジタル広告が増えていきそうですね。

(via INRIX)

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