大手がカバーできない地下駐車場で存在感をアピールした、小規模通信事業者の“つながるラジオ”施策

Case: Motive 4G Radio

ロシアの通信事業社・Motiv Telecomが4Gネットワークを訴求するために、電波が届かず、車内で聞いていたラジオ放送が途切れてしまう地下駐車場で、4Gに切り替え、引き続きラジオ放送を流すことで、4Gなら“つながる”ことを直接体験してもらうという試みを実施し、多くの人にリーチすることに成功した事例をご紹介します。

実験の舞台はIKEAなど複数のショッピングモールの地下駐車場。車内でラジオを聞きながら地下駐車場に入ってくる車両がターゲットです。

ラジオ放送を聞きながらドライブしていましたが、駐車場に入ると、電波の入りが悪くなり、ラジオ放送の音もとぎれとぎれになり、遂には全く届かくなります。

そのタイミングを見計らって、流すのがこちらのメッセージ。

“ここから先ラジオが聞けなくなりますので、4Gに切り替えます。Motivの4Gなら地下駐車場でもラジオ放送を聞くことができます。どうぞ引き続きお楽しみ下さい。”

一旦途切れてしまったラジオ放送が、再びつながり、地下でも快適にラジオを聞くことができ、“4Gならどこでもつながる”ことを訴求するという取り組みでした。

Motivは、それぞれの地下駐車場に4Gネットワークを利用して、主要ラジオ局のウェブサイトに接続しラジオ放送を流していたのでした。

Motivは、大手通信事業社に比べ、弱小・極小イメージがあったと言いますが、大手がカバーしきれていない“地下駐車場”で“Motivならつながる”ことを訴求することにより、昨今特に力を注いで開発している4Gネットワークの存在感をアピールする狙いがあったとか。

地下でもつながることで、強い接続性を訴求し、1か月間で40万以上の人にリーチした取り組みでした。

Motive 4G Radio from Festivaler on Vimeo.

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