ショッピングモールの売上15%UP! 未婚率の高い国・スウェーデンならではの“出会い系”キャンペーン

Case: In The Mood To Fall In Love

日本をはじめ各先進国では、加速する晩婚化が頻繁に取り上げられますが、北欧のスウェーデンは他の国の大都市に比べ、非常に未婚率が高いのだそうです。

この事実に着目し、うまくPRに活かしたのがストックホルムのショッピングモール・MOOD Stockholm。「In The Mood To Fall In Love」と題した“出会い系”キャンペーンを展開しました。

まずはMOOD Stockholmに買い物に訪れていたシングルの男女4人をスカウトし、それぞれ専門のスタイリストをつけて、ショッピングモール内で最新のファッションを調達。さらにヘアメイクまで施し、プロによる写真撮影をおこない、恋人を募集するポスターを制作したのです。

これをストックホルム市内の地下鉄駅構内に掲示し、さらにFacebookやInstagram上でも恋人募集中の告知をしたところ、非常に大きな反響を呼びました。

また4人をプロデュースしたことによって、MOOD Stockholmを訪れた買い物客数は前年比12%、売り上げは15%も増加したといいます。

企画に参加したシングルたちが、見事パートナーを見つけることができたかどうかは定かではありませんが、どうやらちょっとした有名人になったみたいです。

未婚率の上昇という社会的なトピックを利用し、自社の宣伝に巧みに活かしたユニークな事例でした。

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