ハリウッド作品とは一味違う、独創的な映画作りを応援するカナダ映画祭のシュールなPR映像

Case: The Academy of Cliche

カナダ国内の優秀な人材や作品を発掘することを目的として開催されている、インディペンデント映画専門の映画祭・Canadian Film Festによるプロモーション動画をご紹介します。

映画学校の先生が、監督として自ら俳優を指導する様子を学生たちに見せています。

監督が撮影しているのは…
悪役の俳優たちが銃を乱射するシーン。どれだけ撃っても主人公を見立てた的には1発も当たっていません。

さらに、主人公がひとりで大勢の敵と戦う時に、なぜか相手が一人ずつかかってくるシーンなど。

これはハリウッド映画やドラマでよくある、いわゆる『主人公は絶対に死なない』パターンを撮影しています。なぜならここは、これまでに色々な映画で使い尽くされてきたストーリーやテクニック(=クリシェ)を教えてくれる、クリシェ・アカデミーなのです。

映像の要点を端的に言うと、『Canadian Film Festで選ばれた作品には、このようなハリウッド映画で見られるような陳腐なクリシェは一切なし。独創的なストーリー性を持った面白い作品がたくさんありますよ!』ということ。これを間接的に、かつシュールにコミュニケートしている訳です。

映画祭は3月25日から4日間にわたって開催されます。どんな作品が金賞を受賞するのか、楽しみですね。

動画はコチラ

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