「あなたのその投稿が彼女を救う一助となる」国際NGOのインタラクティブ・ドッキリ施策

Case: Free Melika

世界120ヶ国以上で活動する子どもたちのための国際NGO・Save the Childrenは、デンマークで、自然災害により尊い命を落としている子供たちの窮状をできるだけ多くの人に知ってもらい、しかるべきアクションを起こすことの必要性を訴求するために、コペンハーゲン中央駅でアンビエント施策を実施しました。

コペンハーゲン中央駅に設置されたのは、災害により倒壊した建物とそこから逃げ出せずにいる女の子の姿を映し出した巨大ディスプレイ。

画面に移るMelikaという少女は、通行人に対してしきりに「助けて!」「足が引っかかって動けないの!」「ここから出れないの!」と助けを求めます。

多くの人は、ただただこの様子を眺めているだけですが、中には携帯電話で写真を撮ってインスタグラムに投稿する人がいます。指定のハッシュタグを付けて投稿することで、少女を覆っているブロックが破壊されていきます。

何人もの人が“撮影・投稿というアクション”を起こし、すべてのブロックが破壊されると同時に少女が画面の中から飛び出し、アクションを起こした人のもとへ駆け寄るというインタラクティブなドッキリ企画でした。

窮状についてただ眺めるだけでなく、まずは“写真を撮影してSNSに投稿する”といったどんな些細なことでもいいから“何かアクションを起こす”ということこそ、同団体がこの施策を通して訴求したいことでした。

来る9月17日は、デンマークで毎年開催されるSave the Childrenのチャリティーデーです。子供たちの窮状を訴え、寄付などの“しかるべきアクション”を呼びかけるというインスタグラムを活用したアンビエントプロモーションでした。

動画はコチラ

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/save_the_children_free_melika

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