ありのままのブラジルに目を向けよう W杯の“表と裏”を同時に映し出す巨大スクリーン
Case: Behind the Scenes of the Fifa World Cup 2014
世界中が熱狂しているワールドカップ。連日各国代表チームが繰り広げる熱戦の模様が華々しく伝えられていますが、開催地ブラジルには、その輝かしい試合会場とは裏腹に、暗く過酷なエリアが存在します。
ワールドカップのダークサイドとも言うべき、もう一方の現状を伝えるべく、ベルギーの広告会社・Kiyoは、同国のとあるパブリックビューイング会場に2つの巨大スクリーンを背中合わせで設置し、両スクリーンで開催地の表と裏の顔を同時に映し出すという取り組みを実施しました。
パブリックビューイング会場に集まった多くのサッカーファンたち。ファンたちが熱い視線を送るのは、ワールドカップの表の顔を映し出すスクリーン。ベルギー対ロシアの試合模様が中継されていて、ブラジルの試合会場同様、ベルギーのパブリックビューイング会場も大きな熱気に包まれています。
一方、パブリックビューイング会場の外に設置されたスクリーンでは、熱狂するスタジアムとは対照的に、つらく苛酷な生活を余儀なくされている人々が暮らすスラム街が映し出されました。
家を失った3万もの人がこのエリアで暮らしているといい、まだ幼い多くの子供たちが不衛生なストリート生活を送っていることがわかります。
輝かしい世界の裏側にある悲惨な窮状を広く知ってもらい、支援を募る取り組みでした。
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参考サイト
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