ニュージーランドのテレビ番組が仕掛けた、“ラジオDJ”を巻き込む度肝を抜くPR

Case:Secret diary of a callgirl

ニュージランドのテレビ局による新番組「Secret Diary of a Call Girl」のユニークなプロモーション。「Secret Diary of a Call Girl」は、ロンドンの高級娼婦の話で、ロンドンのセックスライフを赤裸々に描くエキサイティングなドラマ。

今回のプロモーションは、ネットメディアに押されて最近影の薄くなっている“ラジオ”を使ったフリーパブリシティ企画です。

通常ラジオを使って宣伝するとなると、30秒のCM枠を購入して広告を出稿したり、番組にタイアップしたりするくらいが一般的ですが、今回の企画では『ラジオ局のスタジオの目の前にあるアパートの一室で、DJの目が釘付けになって、番組内で話さずにいられない“出来事”を3日間継続して起こして、随時その模様を実況してもらう』という施策。

舞台は、見晴らしのいいスタジオを持つMore FM。
初日、More FMのスタジオから見えるアパートの一室で、「Secret Diary of a Call Girl」の番組内容を連想させるように、一人の男性とコールガールが真昼間から“コト”に励みます。男性がコールガールのお尻をペンペンしたりして、結構派手にやらかしてますw

このスタントを見たMore FMのDJが番組内で話題にし、それを聞いた人がソーシャルメディアで発信することで爆発的に広がります。

続く2日目は、コールガールが男性のお尻をムチでうったり、四つん這いの男性の背中を踏みつけたりと、より過激なスタントを繰り広げます。すると、ニュージーランド国内の他のラジオ局3局でも取り上げられ、さらに話題に火が付きます。

そして最終日の3日目、スタジオのDJからのぞき見されていることに気付いたコールガールがカーテンを閉めると、そこには『Secret Diary of a Call Girl. 本日9:35にプライムで放送』と書かれていて、一連の“痴態”が番組のプロモーションだったことのネタばらしをします。その事実に対しても、ラジオ放送やソーシャルメディアで話題になりました。


「3日間、72時間にも及ぶラジオでのフリーパブ」がコンセプトの本企画。
面白いことがあれば、話さずにいられないお喋り大好きなDJの本質を見抜き、巧みに活用したPR企画。すごい発想と実行力です!

動画はコチラ

参考サイト

・Buzzillablog
http://www.buzzillablog.com/2013/02/the-secret-diary-of-call-girl.html

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