ずっと消えないツリーライト。電力供給を得ない人々へ贈る、心温まるプレゼントが素敵
コロンビア北部、La Guajiraの20%ほどの地域に、電力が通っていません。それも昨年の酷い干ばつによる影響もあるとか。日が暮れた後、人々はキャンドルの灯りで暮らします。一方コロンビアの他の地域では、昨年のクリスマスにてツリーの灯りが煌びやかに輝いていました。
そこで、ある画期的な企画が考案されました。彼らの闇を照らすために…心温まる映像をご紹介します。
日中しか働けない人々
「夜は電気がないから、編み物が出来ないの。」と、とある女性。生活の糧を稼ぐにも、時間を選ばなければなりません。
猟師も暗闇の中、釣りは出来ません。
ろうそくの灯りを頼りに
そして家庭では、ろうそくが使われています。ろうそくを灯して勉強する子どもたち。ろうそくの灯りで十分なのか、目に負担はないか心配です。
ツリーのライトが輝く都市
その一方コロンビアの他の地域では、クリスマスツリーのライトが煌びやかに輝いていました。昨年は干ばつにより、電気供給にも大きな打撃があったようです。そこで考えられた施策。ホームセンターの入り口に飾るツリーの電気を、電気を持たない人々に捧げようというアイデアです。でも一体どうやって?
“Kai Tree”誕生
La Guajiraの人々は、太陽のことを“kai”と呼びます。ホームセンターから送られてきたプレゼントで、“Kai Tree(太陽の木)”を作ろうというのです。
ソーラーパネルのついたボトルで…
そのプレゼントがこちら。ソーラーパネルのついたボトルです。太陽がソーラーパネルに光を注ぎ、ボトルに光を蓄えます。そして彼らの闇を照らしてくれるのです。
“Kai Tree”は彼らによってデザインされます。みんな楽しそうな笑顔!
そして、ひとつひとつぶら下げると…。
彼らにとって初めてのクリスマスツリー(Kai Tree)が誕生しました。クリスマスが終っても“ずっと消えない灯り”です。
各家庭へプレゼント
また、数百個の持続可能な電力ボトルがコミュニティーにプレゼントされました。家庭でも、子どもたちの勉強をサポートしてくれます。
コロンビアの大手ホームセンターチェーン、“Sodimac”の映像でした。イルミネーションで大量に消費される電力。本当に電気を必要としている人々にお裾分けする、素晴らしいアイデアですね。
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