『ACH2O』それは、エアコンから流れ出る水を飲み水に変えるパナソニックの新技術

みなさん、ご存知ですか?私たちが夏場フル稼働させるエアコンは、毎日多くの汚れた水を排出するという事実。そして2050年までに、3人中2人がキレイな飲み水を携帯できなくなるという事実を…。

そんな無駄に流れる水を“飲み水として再利用できないか?”と、そこにパナソニックは着眼しました。

キレイな水を携帯できない

私たちはキレイな携帯用の水を、スーパーや自販機で簡単に手に入れることが出来ますが、中南米のエクアドルに暮らす彼らは、そうは行きません。水道水はバクテリアが含まれ、飲めません。そして酷暑のために、多くの人々がエアコンを所有。

エアコンから流れる汚水

そこで考えられたリサイクル。エアコンを作動させると、大量の汚水が排出されます。その汚水を、フィルターでキレイな飲み水に変えようというのです。


そのプロセスとは?

まずはエアコンの排水口をウォーターポンプにつなぎます。そのポンプを水が通過する過程で、活性炭がバクテリアや匂いを取り除き、シリカサンドが固体を取り除き、炭酸塩がphレベルを安定させ、紫外線が微生物を消滅させます。

そしてキレイな飲み水と生まれ変わるのです。エアコン一台につき、1人の3日分の飲み水が再生可能。

あらゆる施設に設置

病院や大学、モールやジムに設置し、人々に認知させます。

飲み水再生とともにエアコン売り上げもアップ

6ヶ月で5000台設置され、エアコンの売り上げも20%アップしました。『地球にとって、これは新たな水資源。私たちの生み出す“飲み水”は先例のないことで、何百万もの人々の生活に役立つだろう。』と、パナソニックは提唱します。

私たちの暮らしに水は欠かせません。エアコンを稼動することで暑さをしのぎ、水も再生できるこのシステム。素晴らしいアイデアですね。

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