全ての人に音楽を!音楽配信Spotifyが耳の不自由な人に“音”を届けた感動プロジェクト
音がある世界に生きていることは幸せなことです。今回は、“音”を夢見る人に“音”を届けた感動プロジェクトをご紹介します。
28才Eugeneさん、音楽を流すだけでなく音楽を聴きたい
フィリピン南西部のプエルト・プリンセサ。決して裕福ではありませんが、町中は人々の笑顔で溢れています。Eugeneさんはこの町で暮らすタクシードライバー。軽快な音楽を流し、賑やかな町中を運転していますが、突如動画から一切の音がなくなり、静寂に包まれます。
そう、この“音”のない世界こそ、Eugeneさんが生きている世界なのです。
客寄せのために音楽を掛けているというEugeneさん。でも彼の耳にはこの“音”は届きません。
彼は、赤ん坊の頃高熱を患い、命を引き換えに聴力を失ってしまったのです。
59才Isaganiさん、子供たちが奏でる音楽を聴いてみたい
聴力障害者のための学校を経営しているというIsaganiさん。彼もまた“音”が聞こえません。
彼の夢、それは子供たちが奏でる“音楽”を聞くこと。耳に“音”が届かないので、指でその振動を確かめています。
16才Jessa Maeさん、友達が愛する音楽、きっと私も好きに違いない
彼女のお父さんは漁師さん。毎日海と暮らす彼女ですが、海の音を聞いたことはありません。
友達が愛する音楽も聞いたことがありません。音楽を聴いてみたい、それが彼女の願いです。
夢が叶った日
それぞれの夢が現実となる日が訪れました。Eugeneさん、Isaganiさん、Jessa Maeさんに補聴器がプレゼントされたのです。
初めて“音”が耳に届いた彼らの顔には、涙がそして笑顔が輝きました。
念願の“音”を聞くことができた彼らの喜びは計り知れません。
これは、2014年11月、音楽配信共有サービスのSpotifyが補聴器メーカーのStarkey Hearing Foundationと共に、フィリピンのプエルト・プリンセサで耳の不自由な人100人以上に補聴器を贈ったプロジェクトの一部始終を納めた動画です。“音楽”を贈った感動ストーリーをぜひ一度ご覧ください。
(参考サイト:Adweek)
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