かぶと株を一緒に育てる! ソフトバンクの個人投資家向け交流型IRプロジェクト

近年、NISAによる資産形成ニーズの高まりを背景に、国内の個人株主数は増加し続けています。日本取引所グループによる株式分布状況調査では、2024年度の個人株主数は前年度比で約900万人増加し、延べ約8,300万人規模となりました。
※参照:日本取引所グループ「株式分布状況調査」

個人株主数は11年連続で増加しており、株式分割や新規上場企業の増加も裾野拡大の要因として挙げられています。こうした市場環境において、企業側には株主とのコミュニケーションをどのように設計するかが、これまで以上に問われるといえるでしょう。

その流れのなかでソフトバンクが展開した取り組みが、「かぶ×株農園」です。投資家として知られる桐谷広人さんを農園長に起用し、株主と企業が一緒に“かぶ”を育てる過程を通じて、株式投資を楽しみながら身近に感じてもらうことを狙いとしています。

2026年1月15日(木)の農園開設から種まき、SNSでの成長の共有、収穫体験へとプロセスを重ね、3月9日(月)には同プロジェクトの締めくくりとして、「味わう大感謝祭」を開催しました。

当日は、収穫したかぶを使ったオリジナルラーメンを来場した株主に提供しました。加えて、東京・新橋の「新橋横丁×ラーメンステーション」において、数量限定で一般の生活者向けにも販売を実施。価格は、同社の株価(3月6日時点)を基準に設定した210円とし、株主にとどまらず、将来的な投資家層にもタッチポイントを広げました。

同社は2025年8月、株式投資をわかりやすく、楽しく理解してもらうことをコンセプトに、個人投資家向け特設サイト「株式投資するなら。見逃しちゃうのは、もったいない。」を開設。ほかにも、川柳コンテストや先端テクノロジー体験付きのオフィスツアーなど、株主との心理的な距離を縮め、企業理解を促す活動を段階的に展開してきました。

情報開示や数字での説明が中心となる一般的なIR活動に対し、「かぶ×株農園」は、株主を情報の受け手ではなく、プロジェクトの参加者として位置づけた点が特徴的です。種まきから収穫、そして味わう場までを段階的に設計することで、企業理解を一足飛びに求めるのではなく、関心や親近感を少しずつ育んでいく流れになっています。

体験を軸に据えた交流型の企画設計は、株主とのより良い関係性づくりを模索する企業活動において、多くの示唆を与えてくれそうです。

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