水の中を泳ぎ回るブラックサンダー!? 本物とそっくりなブラックサンダールアー爆誕

有楽製菓株式会社と、釣具メーカーの株式会社デュオは、ブラックサンダーをモチーフにした異色のコラボレーション企画を発表しました。今回商品化されたのは、ブラックサンダールアー。2026年春から全国の釣具店とDUO公式オンラインストアにて発売予定となっています。

このコラボ商品は、「釣りの行動食」というブラックサンダーの新しい楽しみ方を、釣り愛好家に提案することを目的として開発に着手したもの。エネルギーチャージに適した食べごたえや、携帯性に優れたサイズ感など、ブラックサンダーが持つ特徴は、アウトドアシーンにおいても活用の幅が広がります。そういった着目から、ブラックサンダーのビジュアルを忠実に再現した、ブラックサンダールアーが誕生しました。

DUOは、ブラックサンダーの質感や形状を細部まで忠実に再現しつつ、ルアーとしての性能を最大限に引き出す設計を追求。魚が思わず食いつく、リアルなブラックサンダー型ルアーを、技術力を結集して具現化しています。

来春の正式な発売に先がけて、2026年1月16日(金)から18日(日)に開催される「釣りフェス2026 in YOKOHAMA」のDUO Internationalブースで、実物展示と数量限定BOXでのブラックサンダールアーの先行販売を実施。

ブラックサンダーをルアーにするという斬新な企画は、当初から困難の連続だったといいます。 メタルジグ、ワーム、ジョイント式など、あらゆる可能性を模索しては消えていったアイデア。四角いパッケージ形状を維持したまま、いかにして「釣れるアクション」を生み出すか……開発チームが直面したのは、ルアー設計の常識との戦いだったといいます。

そこで、最大の突破口となったのは、パッケージの「ギザギザ」を利用するという逆転の発想。単なるコラボネタ枠を超え、本気の実釣性能を宿すに至った、血と汗の「試行錯誤」の結晶となりました。そんな開発の全貌は面白法人カヤックの記事内で公開されています。

思わずかじりつきたくなるようなチョコバーのディテールを、質感や形状ともに忠実に再現。水中での存在感とリアリティーが両立されています。また、ブラックサンダーのパッケージを忠実に再現したからこそ生まれたフラットなルアーの形状が、まだ見ぬアクションを生み出します。

さらに、パッケージ端部のギザギザ形状をそのままリップ(ルアー先端に付いている、水を受けるプラスチック製の板状パーツ)としてデザイン。見た目のユニークさに加え、機能面でも独自の水噛み性能を実現しました。

BACKDOOR PROJECTは、ルアーメーカーDUOが手がける「本気の遊び心」をテーマにしたアナザープロジェクト。日々の発想やちょっとした遊び心を本格的なルアーとして具現化していく、というコンセプトのもとに誕生し、これまでにも、お笑い芸人のくっきー! さんとコラボした「指の形をしたユニークなルアー」や、世界的キャラクター「ポケモン」とのコラボレーションルアーを展開してきました。

今回のブラックサンダールアーは、そのBACKDOOR PROJECT第3弾。有楽製菓の象徴であるブラックサンダーのデザインを、素材の質感やフォルムに至るまで忠実に再現しながら、ルアーとしての機能性を追求した特別仕様です。実際に魚が釣れた際にはまるで魚がブラックサンダーを食べているようにも見えるユニークなルアーで「イナズマ級に刺激的な釣り」を体感できるといいます。

これまでもさまざまな企業や商品とコラボレーションを実現してきたブラックサンダー。その遍歴のなかでも、今回の釣り道具ルアーの商品化というのは、異色な組み合わせとなりました。しかしながら、それぞれのブランド価値を高める相乗効果と販売促進を狙うコラボレーションストーリーは強固なもの。試行錯誤して何とかたどり着いた商品化や企画の背景などのストーリーも魅力的です。奇抜な施策というだけでなく、きちんと双方のブランド価値を高め合う意欲的施策としての好例といえそうです。

その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る