個性豊かな化粧まわしで土俵入り、デザインや話題性による企業ブランドの魅せ方
株式会社アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」は、大相撲の力士・王鵬関へ「ふるなびデザイン」の化粧まわしを贈呈。2025年の大相撲秋場所から、この化粧まわしで土俵入りしています。
化粧まわしは十両以上の力士が土俵入りの際に着用する伝統的な装束であり、豪華な刺繍はすべて熟練職人の手作業で仕上げられています。今回の制作にも約2カ月を要したといい、細部までこだわりが込められたものです。
「ふるなび」は、ふるさと納税を通じて地域の特産品や文化を全国に発信してきました。今後も、地方創生への支援とふるさと納税制度の認知拡大に取り組むとともに、スポーツや文化との連携を通じて、人と地域をつなぐ新しい体験の提供をしていくとのこと。そして、日本の伝統文化である大相撲と「地域の魅力発信」を、より多くの方々に魅力を届けていきたいとしています。
また、株式会社永谷園は、2025年6月に人気力士の尊富士関と新たに広告出演契約。尊富士関と、すでに契約中の熱海富士関、伊勢ヶ濱部屋所属の2人の力強い活躍の一助となるようにと、永谷園特製の化粧まわしを贈呈しました。
尊富士関は青森県出身の力士で、2024年の春場所では110年ぶりの新入幕優勝を達成されるなど、強く鋭い立ち合いから多くの観客を魅了する人気力士として活躍されています。永谷園はこれからも伝統文化を継承する大相撲、そして「相撲ひとすじ」に切磋琢磨する力士の方々を応援していくとしています。
今回贈られたのは「お茶づけ海苔」の商品パッケージをイメージしてデザインされた化粧まわし。同じ部屋の若き力士である2人が共に頑張ることで、大相撲全体が盛り上がればという思いを込めて、ペアの化粧まわしが贈られました。
お茶づけから連想した“江戸の情緒”をイメージし、歌舞伎の定式幕になぞらえた「黄・赤・黒・緑」の縞模様となっているパッケージデザインを踏襲した化粧まわしのデザインは縁起も良く、商品イメージをダイレクトに伝えてくれる仕上がりとなっています。
そして、株式会社ゴーゴーカレーグループは、「復興ゴーゴープロジェクト」の一環として、2025年1月に石川県出身の大関・大の里関に化粧まわしを贈呈しました。
石川県津幡町出身の大の里関は、能登半島地震や豪雨による被災地へ勇気を届け続ける姿勢で、多くの人々を励ましてきました。ゴーゴーカレーはこの姿勢に深く共感し、共に力を合わせて能登半島の復興を応援していくとしています。
今回贈呈された化粧まわしは、ゴーゴーカレーの象徴である「ゴリラ」を中央にあしらい、ブランドカラーである鮮やかな黄色を基調とした力強いデザインが特徴です。このデザインには、大の里関が「ゴリラ」のように強さと優しさを兼ね備え、相撲界でさらなる活躍を遂げること、そして能登半島に元気と勇気を与え続けてほしいという願いが込められています。
土俵入りで力士が身につける化粧まわしは、会場のお客様だけでなく相撲中継などによって多くの人に届けられる情報発信元としても古くから機能しています。制作日数もかかる高価なものではありますが、話題になったものはさまざまなメディアでも取り上げられ、企業にとってはPR施策として、大きな広告効果を得られるものでもあります。力士の活躍によって露出が増えることもあり、歴史あるユニークな広告媒体といえそうです。
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