あえて逆再生で撮影されたCM その意外な意図とは?
イギリス生まれのネットスーパーブランドOcadoは、現在アメリカ市場での認知と存在感を上げようとしています。Doordashをはじめとしたフードデリバリーサービスが発達したアメリカにおいていかに競合との差別化を図るか……同社のその問いに対する答えはどうやら“新鮮さ”。そんなブランドメッセージを描くためにOcadoが公開したのは、なぜか終始逆再生で展開される長尺ブランディング動画でした。
“Life Delivered(人生そのものをお届け)”という動画では、夜遅くすでに終わったホームパーティーの様子を逆再生で描いています。たっぷり遊んでたっぷりおいしい料理を食べた後の人々をハイテンポで紹介していき、要所要所で魅力的でシズルたっぷりの調理場面もしっかりと映しています。
ラストカットでパーティーが始まる前にOcadoから料理の材料となった新鮮な食材を受け取る描写が差し込まれ、動画が伝えたかったのは「どんな素敵なホームパーティーもOcadoの配達からはじまる」という内容だったことが明かされます。
現代における広告動画のロジックとして多くの企業がブランド名を動画の冒頭に持ってくる中で、あえて最後の最後まで見た人にしか伝わらない挑戦をしたOcado。たしかにシズルシーンが多めで目を引く映像ではありましたが、その広告効果がいかほどだったのかが気になるところですね。
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