なんだか気になる……SMBCモビットが新Web CMを展開、その想いとは?
三井住友カード株式会社が運営するカードローンブランド「SMBCモビット」。俳優の竹中直人さん、小芝風花さんが出演するTV CMなどの広告でおなじみ……と知れば、ピンとくる人は少なくないはずです(くわしくはこちら)。
そんなSMBCモビットのWeb CMが公開されました。おもにTikTokやLINEなどのSNSで公開され、今後はTVerでのオンエアにもつなげていく予定だといいます。従来は、タレントが出演したTV CM素材を活用したWeb CMを展開していたといいますが、この新CMで新境地を開拓しようとしています。
そのWeb CMは、レトロゲーム風に展開する「モビットゲーム篇」、野球の試合で披露されるチアダンスを模した「モビットダンス篇」の2つ。
いずれの動画もちょっと不思議な音楽が耳に残り、コミカルなダンスやアクションに目を奪われる映像に仕上がっています。視聴ターゲット層に照準を絞って、コンテンツとして楽しく閲覧されることを重視して制作したそうです。
このWeb CMを手掛けた株式会社オプト フルファネルクリエイティブユニット・Hy-Cは、この事例について「マスと比べてよりプライベートへの侵入感の強いデジタル広告は、視聴者に嫌悪感を持たれてしまうリスクも高いです。しかし、広告そのものにコンテンツとしての魅力を持たせることで、『視聴者にお借りした時間』をプラスの時間に変えることができると考えています」といいます。
また、「(このCMは)『広告は文化』と言われたよき時代を、デジタル時代にも引き継ぐ手法のひとつです。さらに、ブランドやプロダクト、サービスと世の中を‟スキ”でつなぎます。そうすることで、『広告主の伝えたい』という印象から『視聴者の聞きたい』に変えていこうとする取り組みです」とPR EDGEの取材に答えました。
たとえ広告やPRに従事する人であっても、しつこく閲覧者を追いかけまわすデジタル広告を「嫌われちゃうよね……」と感じることがあるかもしれません。「誰かの心を動かしたい」という、制作者・広告主の願いをかたちにすることで、デジタル広告をめぐるイメージを変えていくというチャレンジが、ここでも進んでいるようです。
その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

0