社名やロゴに「生きもの」を掲げる企業が連携する自然環境保護プロジェクト

ゼブラ株式会社、シャークニンジャ合同会社、ネスレ日本株式会社(鳥をロゴマークに採用)、楽天グループ株式会社(マスコットキャラクターにパンダを起用)など企業活動のシンボルに「動物」を掲げる会社が連携して、野生動物や自然環境の保全に取り組むというプロジェクト「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE」が始動しました。

この取り組みは、動物をモチーフやキャラクターにした商品を好み、購入する人が多くいる反面、野生動物への関心が低いという現状を憂慮。「生きもの」や「自然」を企業名称やロゴに掲げる企業が連携して生活者の興味や参加をうながし、自然や生物多様性の保全を目指すといいます。

活動の1つである「探究学習プログラム」では、ゼブラ株式会社とサラヤ株式会社がプロジェクトパートナー企業となって、全国の小中学校の総合学習などの授業で導入を進めます。

その学習プログラムは、村田浩一さん(よこはま動物園ズーラシア・園長/公益社団法人 日本動物園水族館協会)が監修。動物バラエティー番組『どうぶつ奇想天外!』(TBS系列局・1993年10月~2009年3月)の映像素材などを活用した事前学習や、フィールドワークなどが予定されているそうです。

同時に、より多くの人に向けた取り組みとして、楽天市場の特設サイトで買い物キャンペーン、「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE supported by Rakuten」を実施しています。

5月1日(木)から31日(土)までの期間、特設サイトで賛同企業各社の割引クーポンを配布。そのクーポンを利用してプロジェクト賛同企業の商品を購入すると、その金額の1%が寄付金にあてられます。さらに、その寄付は4つの団体の活動から、「応援したい」取り組みを選んで行えるという仕組みです。

広告やPRにおいてロゴやシンボル、コピーなどに動物モチーフを用いて、そのパブリックイメージを‟借用”することは、多く取り入れられている手法です。このプロジェクトに協力している企業の多くが、動物や自然のモチーフやイメージを、名称やキャラクター、ロゴなどに用いてブランディングに活用しています。

消費者へのアプローチとして動物や自然のイメージを‟拝借”する企業が、「お礼」をするというユニークなアイデアが光るCSR活動。このアイデアで「環境問題」「生物多様性」が身近な課題になるきっかけを生むという働きかけは、キャラクターを愛する人が多い日本ならではの発想で、注目を集めそうです。

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