産学共同でフェリー利用を学生にPR。多くのメリットを交通・SNS広告で発信

株式会社商船三井さんふらわあが、京都産業大学と大学生向けマーケティング施策を展開しています。この取り組みは、フェリー利用者が減った理由を修学旅行での利用などが減少したことと位置付け、若年層にフェリーを身近に感じてもらおうとして行われています。

具体的には、SNS(Instagram/TikTok)の活用、大学最寄り駅での交通広告掲出を予定。3月初旬現在は、既設のInstagram公式アカウントで、この施策の一環である期間限定の学生向けスペシャルプランを紹介しています。

この割引プランも学生たちとの共創で生まれたものだといい、さんふらわあが運航する3航路のうちの1つ、神戸港ー大分港就航便が対象です。

大学生をターゲットとして、そのアイデアを活用したことがもっともわかりやすく展開されているものが、LPとして公開されたWebページです。シンプルな構成ですが、コスパ・タイパを重視するZ世代に向けたコスト比較や、船旅だからこそ楽しめる「写真映え」する船上景色が楽しめることなど、具体的にフェリーを利用するメリットや楽しみ方を示唆します。

出典:さんふらわあ公式サイト

船旅ならではの楽しみ方を想像させることで、若者がフェリーを移動手段の1つに加えることを目的とした本施策。ターゲットである大学生は、高校時代にいわゆるコロナ禍の影響にあった世代が相当します。

学校やクラブ活動、地域スポーツチームなどでの旅行や遠征活動などが自粛されたこと、団体での旅行経験に恵まれなかったであろうことは間違いありません。リーズナブルであることだけを訴えずに、少し特別な経験ができるメリットを、同世代の視点で紹介する取り組みが動き出しました。

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