これぞ王道 “コカ・コーラ オレンジクリーム味”のシズル感たっぷりなCM
飲料ブランドや食品ブランドのCM表現においてしばしば使用される“シズル”という言葉――視聴者においしさを想像させ、それを魅力的に描くためのカットのことを指します。
まだ世間的に知名度が高くない商品であればそのシズル表現を工夫することは必須である一方で、すでに高い知名度を誇る商品であれば王道的な見せ方であっても十分にその魅力を伝えることができます。ソフトドリンク界のリーディングブランド、コカ・コーラが「オレンジ・クリーム味」を復刻発売するにあたり、まさにその“王道こそ正義”を体現したCMを発表しました。
オレンジの爽やかな酸味とバニラの濃厚な香りが同時楽しめるコカ・コーラの新商品。いずれも多くの人が想像しやすい味だからこそ、あえて過度なシズル表現は詰め込まず、老若男女さまざまな人が欲しがっている描写を多めにしているのです。
コカ・コーラならではの爽やかさと弾ける炭酸、キンキンに冷えたグラスなど最低限のシズルカットと、オレンジを中心とした暖色を多用したセット作りがこれまでにない、楽しいのにどこか温かみのある世界観を作ることに成功しています。
奇をてらわないことでより多くの人に商品の魅力を伝えられる……アイデア勝負のCMの世界だからこそ、たまには王道を往くのもいいのかもしれません。コカ・コーラだからこそできたとも言えますが、多くの食品・飲料担当の参考になる動画だったのではないでしょうか。
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