土に埋めると花が咲く「花咲く和紙」で環境に貢献、名刺50万枚分を再利用

2022年より国産シードペーパー「花咲く和紙」の普及に取り組み、2023年からは古紙循環プロジェクト「古紙から花へ」を手がけている有限会社スープは、2024年12月時点で回収した古紙の総量が750kgに到達。名刺約50万枚分に相当する花咲く和紙が、名刺、ブランドタグ、カレンダーなどのノベルティに生まれ変わったと発表しました。

シードペーパーとは、古紙を原料に植物の種をすきこんだ、環境にやさしい100%再生紙のこと。国産シードペーパー「花咲く和紙」の開発当初は同社内や協力会社で集めた古紙を使用していましたが、資源循環の取り組みをさらに拡大しようと、2023年に古紙循環プロジェクト「古紙から花へ」を立ち上げたといいます。

プロジェクトでは、ユーザー企業を巻き込み、企業が社内で集めた古紙をノベルティに生まれ変わらせて届けています。実際に、社内で不要になった古い名刺を集め、イベントで配布するうちわに生まれ変わらせたユーザー企業もあるそうです。

資源のクローズドリサイクルと企業の社会的責任を果たし、企業のブランド価値を向上できる施策。廃棄予定だった古紙をアップサイクルしてゴミの量を削減し、広告販促物として再生することで、紙資源の循環を促進しています。

サステナビリティに対する取り組みは、世間からの注目度が高まっている一方、社内浸透がなかなか難しいもの。今回の「古紙から花へ」プロジェクトを通じ、社員にアップサイクルのビフォーアフターを見せることで、環境に対する意識向上に役立ちそうです。

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