薪を燃やすだけの6時間の映像。そこに隠された意外な仕掛けとは
皆さんは“とりあえず家のテレビで何かを流したいとき”に何を映しますか。ニュース番組を流す人もいれば、特に意味もなく適当なチャンネルを流す人、YouTubeやNetflixといったプラットフォームで映画を流す人など、その答えは千差万別かと思います。
そんな中、クリスマスシーズンに“とりあえず流す”映像として人気があるのが、暖炉で薪が燃えていく様子をひたすら映したもの。オランダの通信会社KPNは、自社が提供しているエンタメコンテンツの宣伝を行うためにこのインサイトを最大限利用した施策を実施しました。
それは、薪が暖炉で燃えていく様子(6時間)をYouTube上に公開するというシンプルなもの……かと思いきや、よく見ると薪の一つ一つに何やら文字が刻まれています。
その正体はKPNで動画が無料視聴できるクーポンコード。クリスマスシーズンに多くのユーザーがKPNのコンテンツではなく暖炉の映像ばかりを流してしまう、そんな課題に着目し、それであれば自分たちも同じことをすればいいという気づきから生まれた企画です。
季節柄一時的にユーザーが自社のプラットフォームから離れてしまう、その一因でもある動画フォーマットをそのまま転用した企画性が光る意欲的なYouTube事例でした。
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