イギリス軍が描く、軍隊経験で得られる人生にとって大切なものとは?
毎年多くの宣伝費を使って採用活動に励むことで知られるイギリス軍。2022年以降の事例はPR EDGEでも紹介しており、無骨ながらもどこか親しみやすいクリエイティブが印象的です。そんなイギリス軍の2024年版の採用広報CMが公開されました。若者をターゲットとしたCMだからこそ、いわゆるZ世代とその下の世代を対象としたメッセージングがしっかりと組み込まれている4種類の動画を紹介します。
いずれの動画においても共通するメッセージは“What’s in it for me?(自分には何のメリットがあるのだろう)”。お国のため、大切な国土のため……今となっては若者の共感を得るのが難しいとされる抽象的なメッセージではなく、自分軸での訴求を徹底することで共感性を高めようと試みています。
動画では軍に入ったことで新たな友人ができたり、訓練の一環で一生涯使えるようなスキルが身に付けたり、100以上ものスポーツチームに参加できたり、“入隊によって可能になること”にスポットライトを当てています。
多くの民間企業が将来有望な人材を確保するために行う採用活動。軍もその例外ではなく、限られた人材に興味を抱いてもらうために毎年新たなメッセージを打ち出しています。採用コストをしっかりかけることの重要性を改めて思い出させてくれる事例でした。
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