不登校の意外なきっかけを描いた北米の啓蒙施策

米テネシー州に拠点を構えるNPOのSoles4Soulsは、寄付された靴や衣料を支援を求める子どもたちに渡すことで貧困に苦しむ家庭で育つ子どもにも綺麗な身なりを提供するミッションを掲げる団体です。

世界的な物価高騰がさまざまな生活用品にも影響を及ぼす中、子ども服に特化した支援を徹底することで社会貢献を行っています。そんなSoles4Soulsが、子どもの成長にとって“綺麗な服を着る”ことがいかに大切かを説いた動画が公開されました。

“Doors of Opportunity(未来への扉)”というタイトルがつけられた動画は、学校に行くために準備をする1人の少女が、家を出る時に自分の靴が古く汚れていることに気づいてしまい躊躇する様子が描かれています。

「きちんとした服を着て、綺麗な靴を履いているというだけで子どもの登校率は97%も上昇します」というフレーズが映し出され、大人が思っている以上に子どもは自分がどう見られているかを気にしているというメッセージを訴求しました。

動画に登場する「No shirt, no shoes, no opportunity(服を着ていない人、靴を履いていない人に未来はありません)」という言葉はOOHでも使われており、これはショッピングモールやビーチサイドの施設によく張り出されている「No shirt, no shoes, no entry(服を着ていない人や靴を履いていない人は入店お断り)」のパロディです。身なりを整えるだけで未来を切り開けることをシンプルかつエモーショナルに表現した事例でした。

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