フィットネス事業の集客に一石を投じる”野菜がもらえるスポーツジム”が誕生

株式会社やさしいジムは、2024年7月6日（土）に毎日「新鮮野菜」がもらえるスポーツジムをオープンしました。

「やさしいジム」は「お母さんにいつまでも元気で笑顔でいてほしい」という思いから生まれた女性専用のジムで、日常的に運動習慣がない女性が気軽に通えることをコンセプトにしています。ターゲットは30代〜のお母さん。会員になると、1日30分の運動後に東京都中央卸売市場から直接仕入れた新鮮な野菜や果物を専用の袋いっぱいに詰めて、毎日持ち帰ることができます。

ジム内のカウンターに並ぶのは、新鮮でありながらも市場流通の規格からサイズや形状などを理由に漏れてしまったもの。本来は廃棄されてしまうはずだった野菜や果物。毎年国内で180トンもの食材が「規格外」を理由に廃棄されている「フードロス問題」に向き合い、ジム利用者にも生産者にも喜ばれる形で解消しようという取り組みです。

また、利用者はジムでの運動後に無料で食材を得られるだけではなく、その日並んだ野菜を使用した献立の提案をスタッフから受けることができます。企画の趣旨は、野菜や果物を摂取することで体の中から健康になること。食材を袋いっぱいに詰められることから、その先にいる同居の家族の食生活にも影響を与えるでしょう。

スポーツジムは「運動」によって人々の健康をプラスにすることが目的ですが、やさしいジムは「食事」からも同時にアプローチできる方法を生み出しました。また、多くのジム会員の課題となる「ジム通いの習慣化」も、無料で食材がもらえるお得感を与えることで促せるアイデアです。

主婦層にターゲットを狭く絞ることで訴求力を強くし、フードロス問題の解消にもつながる、新しいフィットネス事業の集客事例がありました。

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