伝統と最新技術が融合!ゲーム×人形浄瑠璃文楽がコラボレーション

株式会社カプコンが新作ゲーム『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』の発売に合わせ、人形浄瑠璃文楽とコラボレーションした新作文楽演目を上演しました。大阪・国立文楽劇場で、ゲームの前日譚にあたる新作演目『山祇祭祀傳 巫女の定の段』を上演し、インターネット上で無料公開します。

独創的な和の世界観が魅力の新作アクションゲームと、日本を代表する伝統芸能でユネスコ無形文化遺産にも登録されている人形浄瑠璃文楽という異色のコラボレーションは、「和の伝統」「大阪から文化を発信する」という両者の共通点から実現しました。ゲームのファンが文楽の面白さを知るきっかけに、また文楽ファンがゲームに興味を持つきっかけになることを目的に企画されています。

公演では、ゲームに登場するキャラクターの人形が伝統的な技術を用いて制作され、舞台の背景にはCG合成されたゲームの世界が映し出されるなど、伝統と最新技術による演出が融合しています。

さらに人間国宝である桐竹勘十郎師が監修するなど、プロモーションとしての形式的なコラボレーションではなく、ゲーム、人形浄瑠璃文楽双方のファンが作品として楽しむことができるよう、クオリティに一切の妥協がありません。

また、無料公開されている動画では字幕で現代語訳が閲覧できるなど、文楽に触れたことがないファンも受け入れやすいような工夫がされており、一人でも多くの人にスペシャル演目を届けようという姿勢が伝わってきます。

ゲームと伝統芸能という一見かけ離れた分野とのコラボレーションですが、題材や演出を通して双方をより魅力的にみせることができている事例です。お互いのファンをどの程度呼び込むことができるか、両者の化学反応に期待です。

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