初夏の定番人気の集客装置、ほたる+αが新しい施策5選2024

ほたるといえば、初夏のレストラン、ホテル、公園などにとっては絶好の集客コンテンツ。水のきれいな場所でしか生息できないほたるは、鑑賞ができるというだけで環境の良好さを想起させてくれます。

なにより、限られた期間にだけしか干渉できない、幻想的で儚い光の演出は、日常を離れた特別感という体験価値をもたらしてくれます。

今回はそんな初夏の定番人気の集客装置、ほたる+αが新しい施策5選をまとめてお届けします。

1.佐賀県武雄市 市内宿泊者限定「ほたる観賞バスツアー」開催

佐賀県武雄市では、今年で10回目を迎える「武雄のあかりめぐり」が2024年7月12日(金)から11月4日(月)まで開催されます。そのプレイベントとして、好評だった昨年に引き続き、武雄市内宿泊者限定となる「ほたる観賞バス」を運行。運行期間は2024年5月24日(金)から6月2日(日)までの10日間となりました。

観賞バスは、2コース用意。「黒牟田コース ~ほたる舞う秘窯の里~」では、ほたる観賞と黒牟田焼丸田宣政窯の訪問ができます。「保養村コース ~ほたる瞬く散策道~」では、ほたると満天の星空観賞を楽しむことができます。自然豊かな“武雄”だからこそ楽しめる「ほたる観賞バス」とともに“武雄温泉”をじっくり堪能できる絶好の機会となりました。

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2「ほたる観賞の夕べ」自然のエンターテインメントと自家源泉かけ流しの湯に癒されるカレンな旅

東伊豆の静かな港町、北川温泉の吉祥CARENは、2024年5月31日(金)から6月9日(日)の10日間、「大川竹ヶ沢公園」で開催されるご当地イベント「ほたる観賞の夕べ」への往復送迎付き宿泊プランを用意しました。

「ほたる観賞の夕べ」が開催される東伊豆・大川エリアは日本百名山のひとつ、天城山の麓にあります。天城山は国内有数の多雨地帯で、わさびが栽培できるほど水が綺麗なところで、蛍が生息できる貴重な環境です。毎年地域の人々により、蛍が大切に育てられ、春には5,000匹もの幼虫が放流されています。

吉祥CARENから会場へは約5分の距離で、無料送迎付き。ディナーの時間は、イベントに間に合うよう17時30分にスタートされます。また、蛍を鑑賞して宿に戻ったら、蛍をイメージしたオリジナル特製カクテルで、蛍の淡い光の余韻を味わう特別な時間も用意されました。

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3.星のや京都、平安貴族も愛でた蛍の光に想いを馳せる「奥嵐山の蛍狩り」開催

各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2024年6月7日(金)から9日(日)までと14日(金)から16日(日)まで、平安貴族も愛でた蛍の光に想いを馳せる「奥嵐山の蛍狩り」を開催しました。

今回開催されたのは、星のや京都の目の前を流れる大堰川(おおいがわ)の水辺にでかけ、蛍籠(ほたるかご)を模した行灯とともに儚く光る蛍を鑑賞する催しです。館内に戻って特製の赤紫蘇しぼりで涼を感じたあとは、源氏物語を約100年前の京ことばで朗読する、山下智子氏による「蛍」(第二十五帖)の語りに触れます。蛍鑑賞や源氏物語の語りを通して、かつて平安貴族が蛍の光を眺めて過ごした夏の宵の風情を味わうことができる企画となりました。

京都府レッドデータブックによると、嵐山は京都府内でゲンジボタルが生息する数少ない地域の一つです。星のや京都は、景観保護のため建物が少なく、街の灯りは山々に遮られて届かない場所にあり、蛍をゆっくり鑑賞することができます。また、夏の季語でもある蛍は、「後拾遺和歌集」和泉式部など平安時代の和歌にも数多く歌われ、人々の暮らしに身近な存在だったそうです。かつて平安貴族が蛍の光を眺めて過ごした夏宵の風情を、現代でも味わってほしいと今回の「奥嵐山の蛍狩り」が企画開催されました。

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4.心に灯る 癒やしの光「ほたるびより」開催

株式会社よみうりランドが運営する新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」は、2024年5月24日(金)から7月1日(月)に、ほたる観賞イベント「ほたるびより」を開催します。

よみうりランドは2009年からほたるの飼育に取り組み、井戸水が流れる小川を整備して観賞会を開催してきました。今年の開催日数は過去最多の39日間で、6月中旬ごろまではゲンジボタル、以降はヘイケボタルが淡い光を放ちながら飛び交う様子を楽しむことができます。

なお、今回から入園口の混雑緩和のため、ほたる観賞チケットは前売りで販売。期間中、七夕の短冊を飾れるコーナーを設置するほか、HANA・BIYORIスタッフがほたるの生態を解説する「ほたる勉強会」などのイベントも開催されます。さらに、隣接する遊園地「よみうりランド」内のバーベキューパークJU-JUでは、ほたるの優先観賞券付きのBBQプランを販売しています。

3月に「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」がオープンし、「景・花・食」を三本柱としたHANA・BIYORI。心が温まる柔らかいほたるの光で癒やしのひと時を過ごせるイベントとなりました。

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5.ホテル椿山荘東京、東京の蛍は5月から!夜の庭園に蛍が舞う初夏の風物詩今年70周年を迎える「ほたるの夕べ」

東京都文京区にあるホテル椿山荘東京では、5月中旬頃から幻想的な蛍の飛翔を楽しむことのできる「ほたるの夕べ」が2024年で70周年を迎えます。

それに伴い、蛍観賞と滞在を満喫できるステイプラン「ほたる満喫ステイ」を2024年5月31日(金)と6月8日(土)の2日間限定で提供されました。また、閉園後の庭園に招待し、ゆっくりと蛍観賞が楽しめるステイプラン「プライベートホタルナイト」など、蛍を見て、学べて、遊べる各種プランも提供。

庭園の夜を彩る「ほたるの夕べ」は、椿山荘の初夏の風物詩です。藤田観光の創業者である小川栄一の「戦後の荒廃した東京だが、子どもたちに蛍を見せたい」「集団就職で上京した若者に、蛍舞う原風景に故郷を感じて欲しい」との想いから、1954年に始まったもので、70周年を迎えました。

一般的に夏のイメージがある蛍ですが、椿山荘では5月中旬に飛翔を開始し、6月上旬にかけて見頃を迎えます。庭園の霧の演出「東京雲海」と蛍の共演による幻想的な風景を楽しむことのできる人気の企画となっています。

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ほたる+αが新しい施策5選まとめ

定番の集客コンテンツといえど、+αの企画が加わることで、より魅力が増し、体験してみたいという意欲が掻き立てられる施策へとなっています。

その土地ならではのもの、歴史を感じさせてくれるもの、組み合わせ次第でほたるをフックに地域の魅力を伝え、活性化へとつなげる施策の数々が集まりました。

 

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