象徴的なパッケージを伝説的なアーティストが再現したら? AIの活用事例
米ニュージャージー州に本社を構える缶入りスープ界の大手キャンベル・スープ・カンパニーは、商品そのもののおいしさや手軽さだけでなく、ポップアート芸術家のアンディ・ウォーホルが1960年代に描き上げた作品が絶大な人気を博していることでも知られている世にも珍しい食品会社です。誰もが見たことあるアートを広告コミュニケーションの中心にすることで競合他社には真似できない手法で高い知名度を獲得している同社は、AI生成ツールを活用したオンライン美術館を公開し、さらなる話題の獲得を目指しています。
絵画を意味する単語とAIとをくっつけた“pAIntings”という施策は、AIイラスト生成ツールを活用して、キャンベルのスープ缶をアンディ・ウォーホル以外の歴史的な画家が表現したらどうなるかを実験したもの。施策の実施にあたって同社のカナダ法人でVP of Marketingを務めるMackenzie Davison氏は「キャンベルのブランディング施策の多くは歴史的な背景を持っています。しかし、過去ばかり見ていてはいけません。最新の技術とキャンベルのアイコニックなデザインを融合させたこの施策を通じて現代においても意味のあるブランドアイコンとして描こうと決めたのです」とコメント。
生成された絵画の数々はWeb上の美術館で公開され、誰もが見たことある印象的なブランドアイコンの新たな姿を通じて同社の先進的なブランディングの取り組みを広く知らしめることに成功しました。
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