岡山が誇る黄色いものを猛烈PR、イエロースペシャリティー「酒米・雄町タクシー」発進!

両備グループの岡山交通株式会社は、 岡山が誇る黄色いものとコラボレーションしたタクシー「イエロースペシャリティー」シリーズの第4弾となる「酒米・雄町タクシー」を制作し、2024年2月21日(水)杜の街グレースにて出発式を開催しました。

イエロースペシャリティーとは、両備グループが推進する地域創生プロジェクトである「WONDERFUL SETOUCHI(ワンダフルセトウチ)」企画から派生した地元の名産を応援するタクシーのこと。タクシーカラーの黄色にちなんだ車両を1台ずつ制作し、その希少性で「見つけたらうれしい」と人気のシリーズです。これまでに、第1弾「黄ニラタクシー(2020年12月25日)」、第2弾「岡山カレータクシー(2022年2月7日)」、第3弾「サンタロウタクシー(2022年9月5日)」を制作してきました。

第4弾となった今回のモチーフとなった酒米「雄町」は、現存するなかで日本最古と言われています。岡山市中区雄町発祥の酒米で、生産量のうち約95%が岡山県産です(※1)。雄町を原料とした日本酒は海外の日本酒コンクールでも受賞するなど、インバウンド需要の高まる今、国内外から熱い注目を集めている酒米でもあります。

しかしながら一方で、岡山県内での認知度向上が課題となっているといいます。そこで、この「雄町」の黄金色に輝く稲穂と日本酒を全面にあしらったタクシー車両が誕生。インパクトのあるタクシーが岡山の街を走ることで「雄町」への注目度が高まることを目指しています。

黄金色に実った雄町の稲穂をベースに日本酒や酒瓶をモチーフにしたカラフルでポップなデザインは「雄町」の豊穣の喜びを表現しており、車体側面に並ぶ酒瓶には岡山県内の蔵元が製造する、雄町を原料とした地酒の銘柄23種類が並びます。

車内のシートカバーは、稲穂とお酒のイラストを散りばめた明るくかわいいデザイン。車体前方にはお酒と稲穂のオブジェを装着し、ユニークさや楽しさを演出するとともに、乗務担当社員はオリジナルデザインのネクタイとリボンを着用しています。この「酒米・雄町タクシー」に乗車すると、数量限定で乗車記念としてオリジナルデザインのシールとコルクコースターを無料配布も実施。乗車の予約も受け付けています。

また、4月13日(土)14日(日)には、酒米「雄町」づくしのイベント「雄町まつり」が開催予定。イベントに出店するのは、株式会社辻本店、利守酒造株式会社、宮下酒造株式会社。この出店蔵より「雄町」の地酒の販売がされるほか、フードホールより特別メニューの販売も。さらに、記念品の配布や「酒米・雄町タクシー」ならびに「雄町」関連資料の展示なども実施予定となっています。

岡山が誇る黄色いもの、イエロースペシャリティーというネーミングなど、明確なコンセプト設定で継続してきたPR施策の第4弾。酒米や日本酒自体はイエローではないものの、黄金色の稲穂をデザインに取り入れることで、イエロースペシャリティーにうまく仕立てています。

走るだけで目を引くこのタクシーをアイコンに、イベント開催や観光プランなどの関連施策を重ねることで、さらなる認知拡大と消費拡大を目指すプロジェクト。次にどんな岡山の誇る黄色いものが登場するのか、ワクワクを感じさせるPR施策シリーズがありました。

・※1関連サイト:岡山県の酒米「雄町」とは?(全国農業協同組合連合会岡山県本部)

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