“よくあるシチュエーション”に見せかけて理念を表現したヌテラの企画CM
今となっては日本でも広く認知されているヌテラは、カカオとヘーゼルナッツの味わいが特徴的なスプレッドペーストです。おやつとして、朝食のお供としての地位を築き上げたヌテラはアメリカでもパンに塗る定番商品として認知されており、甘いもの好きだけでなく多くの家庭で常備されています。そんなヌテラが、一見するとごく普通のCMでありながら、多様な価値観を尊重するブランドであることを打ち出した動画を公開しました。高い知名度を誇る商品だからこそ、その先にあるブランドとしての“顔つき”を意識して制作された内容になっています。
CMに登場するのは、母親の帰りを待たずして床につくアフリカンアメリカンの家庭。「お母さんきっと喜ぶよ!」と言いながら少女たちがヌテラをパンに塗り、寝室へと駆け上がります。翌朝帰宅した母親は医療従事者だということが判明し、朝の穏やかな家族の時間を映しながら動画は幕を下ろします。
一見しただけでは何の変哲もない商品CMに見えますが、“アフリカンアメリカンの家庭”に“医療従事者で働き盛りの母親”という設定が特徴となり、ヌテラがあらゆる人に向けて作られている商品だという理念を印象的に打ち出していることが伺えます。メッセージがシンプルなものであっても状況設定に工夫を加えることで、親しみやすく印象に残りやすい仕上がっています。
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