どこまでも不気味な現代版リヒャルト・シュトラウスの“エレクトラ”の広告
不倫、殺害、そして復讐…… どこまでも残酷でどこまでも人間らしいリヒャルト・シュトラウスによるオペラ作品“エレクトラ”。そのリメイク版の公演が2024年1月にイギリスのRoyal Opera Houseにて行われます。不貞を働いた母親によって大切な父親を殺害されてしまった主人公エレクトラの、執念とも呼べる復讐劇を描いた名作オペラを最大限宣伝すべく公開されたのは、どことなく不気味で不穏な雰囲気を漂わせたOOHと告知動画でした。
美しい絵画が少しずつ崩れていき、気味の悪い表情を浮かべた女性が2人の少女と腕を組んでいるメインビジュアルが印象的な動画は、目立ったナレーションも告知用のフレーズも使うことなく、オペラファンであれば心揺さぶられるような内容に仕上がっています。
同時に公開されたOOHでも同様のビジュアルが使われており、ただ淡々と公演場所とその時間を告げるだけの内容がかえって恐ろしい雰囲気を演出。往年のオペラ鑑賞者はもちろんのこと、今まで生でオペラを観たことがない人にとっても魅力的に映るような工夫が随所に施されています。
その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
1